もてラボ おもてなし研究所

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第19回おもてなし研究講座レポート

2018年12月15日(土)に「“小松イ草” で新年をおもてなし!お正月飾りづくり講座」を開催しました。

今回の講師は、北限のイ草である「小松イ草」を生産販売している宮本農産の宮本健一さんをお迎えしました。

畳表の原料となるイ草は、暖かい地方で多く栽培されています。特に、熊本・福岡・広島が主な産地。
冬には雪が降る石川県小松市は、イ草栽培の日本最北端の地なんだとか。 そして、冬の寒い時期を雪の下で過ごすことで丈夫でしっかりと育ち、光沢・弾力・厚み・耐久性・香りに特徴のある小松イ草として「小松畳表」となるそうです。

今回はそんな小松イ草でお正月飾りを作ります!

本来は藁(わら)で作られることが多いお正月飾りですが、イ草で作ることで、ほのかに清々しい良い香りがしたり、耐久性も期待できそうですね。

まずは、基本となる「しめ縄」を作っていきます。
宮本さんによるレクチャーからスタート。

イ草を3つの束に分けて、1束をねじっていきます。

そのうちの2束を均等の力で1つにねじっていきます(これがなかなか難しい!)。

そして、残りの1束をさきほどのねじった束の目に沿って巻きつけて・・・

しめ縄が完成!!

いざ、みんなで作っていきます。

参加者のみなさんで手伝い合いながら、「むずかしい〜!!」と悪戦苦闘しながらも楽しそうに取り組んでいました。

そして、ここからは、小松にある花屋さん「はなのや」さんにもお手伝いいただきながら、しめ縄に飾り付けをしてお正月飾りに仕上げていきます。
飾り方のコツだったり、上手に作るポイントなどをレクチャーしていただきました。

みなさん、笑顔を浮かべながら、思い思いに飾り付けていきます。

それぞれの個性やセンスが光っていて、世界にひとつだけのお正月飾りが形になってきました。

そして、ついに完成!!!

小松イ草の清々しさが香る、新年を迎えるのにぴったりなお正月飾りができあがりました。

お正月はなにかと来客が多いので、このお正月飾りを玄関に飾れば、素敵なおもてなしになりそうですね!
良い一年になりそうです◎

小松イ草のことや、お正月飾りの作り方も学べて、みなさんとても楽しそうなワークショップでした。

参加者のみなさま、宮本さん、はなのやさん、どうもありがとうございました!