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おもてなし研究講座「かぶら寿し漬け込み体験」レポート

2020年1月25日(土)に「かぶら寿し職人秘伝!石川県の冬のおもてなし料理をつくろう講座」を開催しました。

講師は以前の漬け込み体験でも大好評だった四十萬谷本舗さんをお迎えしました。



四十萬谷本舗さんの美味しい漬け物などの商品を試食しながら、かぶら寿しについての基礎知識からスタート。
郷土料理と親しまれてるかぶら寿しですが、その作り方や歴史などはなかなか知る機会がないので、参加者のみなさんは熱心に耳を傾けてました。

泉鏡花や芥川龍之介にも親しまれていて、おもてなしとして贈られていたかぶら寿し。
いよいよ、その漬け込み体験がはじまります。



材料についての話をはじめ、仕込むときの注意点など、丁寧にわかりやすく教えてもらいます。
漬け込み体験のベテラン講師でもある製造部の山岸さんの軽妙なトークに、参加者のみなさんも面白そうに聞き入ってました。

かぶの切れ込みに鰤を隙間のないようにはさんでいきます。

漬け込み容器の底に米糀を敷いて・・・


均等に発酵していくように、バランスよく重ね合わせていきます。
これが意外とむずかしそう・・・!


6枚のかぶら寿しを漬け込んだら、最後に米糀の上に彩りの人参を散りばめます。

その年・その季節の気候によって、材料の出来や味が変化するので、常に材料の仕込み方が変わるんだそうです。また、気温によっても発酵の具合も変わってくるんだとか。

地元の食材で手間暇かけて作られるかぶら寿しは、まさに「石川県のおもてなし料理」ということがよくわかりました。

山岸さんの話が本当にわかりやすく面白いので、最後の質問コーナーでは、米麹や鰤の仕込み方のテクニックや発酵させるときの注意点などなど、いろいろな方からさまざまな質問が飛び交いました。

四十萬谷本舗さん、山岸さん、参加者のみなさま、本日はどうもありがとうございました。

今回漬け込んだかぶら寿し、ぜひともご家族やご友人などにおもてなしに活用してもらえたらと思います。どれも美味しくできあがってますように!