2026年1月17日(土)に「香りでおもてなし!聞香のミニ体験&お香の匂袋づくり講座」を開催しました。
はじめに「お香」や日本の伝統文化である「香道」についての解説からスタート。

まずは、香道で中心的な存在となる貴重な香木「沈香(じんこう)」を実際に見せていただき、その香りを体験しました。

香道では香りを「嗅ぐ」のではなく「聞く」と表現することも紹介され、参加者のみなさんも興味深そうに耳を傾けながら、沈香の香りを聞いていました。

香道は、沈香などの香りを作法に則って「聞き」、季節や物語、情景を心で味わう日本の伝統芸道。
室町時代には、香炉で温めた香木の微かな香りを聞き分ける「聞香(もんこう)」や「組香(くみこう)」が誕生し、古くから楽しまれていたんだとか。
香木ができあがるまでの話をはじめ、香道で使われる道具の説明もしていただき、実際に2種類の香りを聞く「プチ聞香」を体験しました。



同じ香りなのか、違う香りなのか、繊細な香りの違いを聞き分けます。



簡単なようで意外とわからない!と驚く参加者のみなさん。


先人が生み出した聞香の遊びのひとつ「組香」のルールについてもご紹介いただき、香道の奥深い楽しさを教えていただきました。

ちなみに、これは奈良・東大寺の正倉院に収蔵されている、日本を代表する「天下第一の名香」と称される極めて高貴な香りが特徴で、歴史上の権力者たちの象徴として扱われてきた日本最大級の香木「蘭奢待(らんじゃたい)」の等身大のぬいぐるみ!
このような香木の希少性や、その香りを再現することのむずかしさなども学びました。
続いて、お香を使った匂袋づくりに挑戦!


たくさんの種類の柄からお好きなものを選んで、5種類の天然香料の中から好みの香りを選び、配合を考えながら自分だけの匂袋を仕上げていきます。


まずは、材料となる天然香料の説明からスタート。



そのほとんどは漢方薬や香辛料、防虫剤として使われいるもので、聞き覚えのあるものばかり。
香りの印象や組み合わせについても丁寧な説明があり、参加者のみなさんは熱心にメモをとっていました。
そして、実際に調合に挑戦します。




途中で香りを聞きながら、自分のイメージの香りに近づけていきます。


だんだん鼻が慣れてきて途中で迷ってしまった方には、スタッフの方が優しく丁寧に教えてくださっていました。

香りの調合が完成したら、それぞれ選んだ袋に詰めていきます。




わかりやすいレクチャーのおかげで、たくさんの可愛い匂袋が完成!
それぞれ微妙に香りがちがって、どれも個性的で素敵な香りです。





完成した匂袋は、日常の中でさりげなく香りを楽しめるアイテム。
良い香りはおもてなしの演出にもぴったりなので、ぜひ暮らしの中で活用していただけたら嬉しいです。

ご参加いただいたみなさま、講師・スタッフのみなさま、どうもありがとうございました!