もてラボ おもてなし研究所

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第1回おもてなし研究講座レポート

5月17日(日)に記念すべき第1回おもてなし研究講座を開催!

おもてなし研究講座とは、県内で活動する“おもてなし”や“マナー”にまつわるプロフェッショナルを講師にお招きして開催する参加型イベント。
参加者のみなさまといっしょにいろいろなテーマでおもてなしを研究するための講座です。

今回は水引工芸作家として活躍する東郷美栄子さんをお招きして、
水引工芸作家さん直伝!加賀水引でアクセサリーづくり講座」を実施。

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まず水引がどうやって作られているのかという初歩的なお話から、金沢の伝統工芸「加賀水引」についてなどの基礎講座から。水引というのは、和紙のこよりに極細の糸や金銀の薄紙を巻いて作られているそうで、なかには絹糸で作られているものもあるんだとか(ものすごく高価だそう!)。また、加賀水引というものは、石川県金沢市の津田左右吉氏が考案した立体的な鶴亀や松竹梅などの細工をさし、それが結納や金封に飾るようになり一般的に認知されるようになったそうです。

手間ひまのかかる製造工程や細やかな技術は、まさに「おもてなし」を大切にする日本文化の象徴だと感じました。

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そして、さっそく水引づくりのスタートです!
まずは水引の基本となる結び方「あわじ結び」からはじめます。

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あわじ結びは一度結ぶと解くことがむずかしいことから、「何度もあってはならない慶弔(結婚式など)」に用いる結び方。1本で結ぶのはカンタンだけど、2本で結びだすと「???」な参加者の方々もちらほら。

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あわじ結びの練習を終えると、自分の好きな色の水引を3本選んで、あわじ結びを応用した「梅結び」に挑戦!
アクセサリーにしたらカワイイのはもちろん、金沢に由来のあるものということでこの結び方を教えていただきました。

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このころになると、参加者のみなさんもだんだん慣れてきて、親子や友達同士でアドバイスしながら楽しそうに作ったり、もくもくと真剣に作業に集中していたりと、思い思いに水引づくりを楽しんでいました。東郷さんへの質問も飛びかって、ワイワイガヤガヤ楽しい雰囲気でした。

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みなさん、あっという間に上達して、とても可愛らしいアクセサリーができました。色の組み合わせも十人十色の表情が出ていて、どれも素晴らしい出来映え。思わず心がほころぶような石川県らしい水引アクセサリーの完成です!

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東郷さんがご用意してくださった加賀棒茶と梅ぜんざいをいただきながら(素敵な“おもてなし”でした!)、さっそく自分で付けてみたり、小さな箱に入れてラッピングをしたり、写真を撮ったり、思い思いに水引を楽しんでいる光景がとても印象的でした。

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なんと、もてラボカラーのアクセサリーもありました!カワイイ!!

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水引には「人と人を結ぶ」というメッセージもこめられているんだとか。
参加者のみなさまには今回学んだ水引の結び方を上手に活用しながら、
おもてなしの心を上手に伝えてもらえたらうれしいです。

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東郷さん、参加者のみなさま、どうもありがとうございました!