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おもてなし研究講座「お雑煮料理教室」レポート

2023年12月9日(土)に『能美市特産でおもてなし!Z-1グランプリに輝いたお雑煮料理教室』を開催しました。

まずはじめは、能美市観光物産協会のご挨拶からスタート。
能美市特産の「加賀丸いも」や「国造(こくぞう)ゆず」をご紹介いただきました。


「加賀丸いも」は、石川県の能美市・小松市で栽培される特産のブランド山芋。
成人男性の握りこぶしほどの大きさがあり、すりおろすとビックリするほどの粘りがあるんだとか。

「国造(こくぞう)ゆず」は、石川県能美市の国造地区で「農薬・化学肥料不使用」「有機肥料使用」による環境保全型農法により栽培されてきた特産品です。

そして、今回の講師、石川県調理師専門学校からお越しいただいた中村さんと丸一さんにバトンタッチ。
最初に今回のレシピのテーマにもある「Z-1グランプリ」についてご説明いただきました。

Z-1グランプリは全国調理師養成施設協会主催のオリジナルの「お雑煮」のコンテストで、全国のお雑煮の食文化を次世代に受け継ぐためのきっかけづくりとして始まったそうです。
そして、この「第1回 Z-1グランプリ」において、能美市在住の高校3年生(応募当時)が考案した、能美市特産品の「加賀丸いも」や「国造(こくぞう)ゆず」を使ったレシピのお雑煮『加賀丸いもと餅もっち』が、応募総数1,077作品の頂点に立つ初代グランプリに輝いたんだとか。
すごい!!

そんなお雑煮のレシピをはじめ、加賀丸いもをつかったパーティー料理の作り方を、デモンストレーションで教えていただきました。

まずは、加賀丸いもをつかった「丸いもフォカッチャ」の作り方からスタート。



レンジで柔らかくした丸いもをたっぷりと練り込んだ生地を、まずは発酵させておきます。

そのあいだに、次はお雑煮のお出汁の作り方を教えていただきます。






昆布の切り方をはじめ、水に入れて温めていくこと、沸騰させないこと、アクの取り方などなど、美味しいお出汁を作るための大事なポイントをわかりやすく教えていただき、お出汁の試飲もさせていただきました。

ふだん料理をしている参加者のみなさまも「そうだったんだ〜!」「風味がよく出てる!」と目から鱗の表情でペンを走らせていました。

そして、本日の主役、加賀丸いもの登場です!

まずは皮の剥き方をレクチャー。

丸いもはすりおろすことで、おもちのような強い粘り気が出るんだとか。
これに卵白と塩と人参を混ぜ合わせ、ラップに海老をのせて茶巾にしぼり、茹でていきます。


茹でている間にもう一品。
続いては、丸いもを使ったアヒージョを作ります。



そうこうしているあいだにフォカッチャの発酵も終えたので、オーブンで焼き上げる準備を。




お雑煮「加賀丸いもともちもっち」と、「丸いものフォカッチャ」と「アヒージョ」の完成!
お正月のおもてなしだけでなく、ちょっとしたホームパーティーの一品にもぴったりなレシピです。

続いて、参加者のみなさんにも調理していただきます。









本日学んだレシピをおさらいしながら、参加者の一人ひとりが協力しあって、和やかな雰囲気の調理実習。
完成した料理を前に、みなさんの楽しそうな表情が印象的でした。

そして、自分たちの作った料理をみんなでいただきました。



加賀丸いもと国造ゆずの美味しさを堪能しながら、能美市周辺や石川県のおすすめスポットの情報交換などの話に花が咲いて、とても賑やかな料理教室となりました。

能美市特産の加賀丸いもや国造ゆずをはじめ、石川県の伝統的な食材や味をおもてなしに活用する面白さを学びました。

お正月のおもてなしにはもちろん、日々の料理にも活用していただけると嬉しいです。

参加者のみなさまをはじめ、石川県調理師専門学校からお越しいただいた中村さんと丸一さん、そして能美市観光物産協会のみなさま、どうもありがとうございました!


国造ゆずをつかったハンドソープや入浴剤もあるそうなので、ちょっとした贈り物にぜひご活用ください。