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おもてなし研究講座「お正月飾りづくり」レポート

2022年12月17日(土)に「新年のおもてなしに!縁起のいい稲穂でお正月飾りづくり講座」を開催しました。

お正月飾りは歳神様を家にお迎えするためのもので、門松や注連飾り、鏡餅を飾るのが一般的。
現在のお正月飾りの形が庶民にも広まっていったのは江戸時代だといわれており、古くから“新年を迎えるおもてなしの心”をあらわす大切なアイテムです。

今回は縁起のいい「稲穂」を使って、シンプルで凛とした雰囲気のお正月飾りを作りました!

講師はお馴染みの 「Rebellefleur(ルベルフルール)」の宮さんです。


まずは、宮さんのレクチャーからスタート。

じっさいに飾りつける年末年始まで少しだけ時間が空くため、完成後にできるだけ枯れたり変色しにくい花材をセレクトしていただきました。フラワーアレンジメントでは、いつ使うのか、どのくらい時間が経過するのかを配慮するのも大切なことのようで、おもてなしの心を感じます。

今回はすでに一種類作って来てくださって、それとはちがうデザインの作り方を教えてもらいました。





メインとなる稲穂に和紙を巻きつけて、さらにその上からグリーンをバランス良く巻きつけていき、基本形が完成。



さらにそこに松かさや苔朴を飾りつけ、好きな色の水引を飾りつけたらできあがり!
すっきりシンプルでかっこいいお正月飾りが完成しました。

もうひとつの見本の方はスタンダードで伝統的な雰囲気のあるお正月飾り。

「こんなふうにデザインに正解はなくて、自由に楽しく作ってください。黒の水引でクールなお正月飾りでもぜんぜんOKです。ただ、黒と白の水引だけは縁起が悪いので使わないでくださいね(笑)」と宮さん。

材料の組み合わせ方、それらをワイヤーで留めて固定する方法、キレイに仕上げるためのちょっとしたコツを、ひとつひとつ丁寧にわかりやすく教えてくださり、水引の使い方や、最後にワイヤーで留めた部分の隠し方など、「なるほど!」というテクニックがあり、メモをとる参加者の方もいらっしゃいました。

レクチャーも終えたところで、ワークショップのスタートです。

自分の完成イメージに合わせて材料を選んだり、ひとつひとつの形をじっくり吟味してました。
ワイヤーで固定する前に、材料を重ね合わせて、より具体的にデザインをイメージするのが大切なんだとか。




一人ひとりの様子を伺いながら、アドバイスやサポートをする宮さん。

みなさん、作っていく過程でどんどんアイデアも湧いてきて、楽しそうに作業が進みます。




さまざまな色の水引は使い方次第で個性を出しやすいアイテムなんだとか。
一人ひとりの水引の使い方にこだわりが感じられて、どんどん素敵なお正月飾りができあがっていきます。







最後は飾る場所をイメージして、宮さんが一人ひとりにアドバイスをしながら、バランスを整えていきます。


完成したお正月飾りの一部をご紹介。
どれも素敵ですね!



ご自身の気持ちがこもったお正月飾りで、きっと素敵な新年を迎えられそうですね。
歳神さまをはじめ、新年のお客さまへの良いおもてなしとなればうれしいです。

今回のワークショップを通じて、お花やグリーンを飾る楽しさを感じてもらい、ふだんの暮らしの中の“おもてなし”にいろいろと活用してもらえたら幸いです。

ご参加いただいたみなさま、宮さん、どうもありがとうございました!